nu1

私の実家はなんちゃって音楽一家で、母と妹と僕がピアノを弾けた。別にそれほど皆上手いわけではなかったけど(特に私)、実家はいつも音楽に溢れていた。実家では、元々古いアップライトのピアノを長く使っていたのだが、あるときどういう経緯か、音大生からグランドピアノを安く購入することができ、長い間実家ではグランドピアノを弾ける特権を 得ることができた。新しく来たグランドピアノはアップライトにはない重いキーと重厚感のある音質で、深い満足感を与えてくれるものだった。





ピアノが生活の中から消えたのは、結婚と同時で、新婚当時の貧乏夫婦にピアノなんて購入する余裕がなかった上、留学を挟んで引越しを繰り替えす生活を何年も続いていたため、ピアノを購入するタイミングをずっと失っていた。しかし、奥さんもピアノが弾けることもあり、結婚してからは夫婦で「いつかピアノを」と話し続けていました。

ピアノをいよいよ購入しようと思ったのは、新居に移ってから1年ほど経った頃。いろいろなオプションを検討した結果、ハイブリッドピアノ「ヤマハNU1」を購入しました。

アップライトピアノと電子ピアノで悩む

ピアノの購入を検討し始めた当初、オプションは2つしかありませんでした。
オプション1:中古のアップライトのピアノを購入する
オプション2:電子ピアノを購入する

ピアノは新品で購入すると100万円くらいかかるため、価格的に中古しか選択肢にありませんでした。ただ、最大のネックになったのは消音機能(サイレント機能)がないことでした。調べてみると、後付けでつけられることもわかりましたが、なかななかよいお値段です。

オプション2は電子ピアノでした。グランドピアノを処分した実家では、ローランドを使っていました。そのため、グラビノーバかローランドなどが選択肢に入りましたが、実際に弾いてみると、鍵盤の重さがどうしても足りません。この物足りなさはピアノの重さに慣れた人間にはどうしても許せません。音が良いのもわかりますし、多種多様な音が出るのも魅力です。でも、やはりダメなのです。

ハイブリッドピアノ「ヤマハNU1」に出会う

ハイブリッドピアノ「ヤマハNU1」に出会ったのは、楽器屋でピアノや電子ピアノを物色していたときでした。

NU1は、アップライトピアノそのままのタッチ感で演奏ができる、専用アップライトピアノアクションを搭載しています。これはどういうことかというと、アップライトと同じ鍵盤の重さを再現するためだけに、ダミーのピアノクッションが入っていて、これが通常のピアノと同じタッチ感を生み出しています。鍵盤もアコースティックピアノと同様の木製鍵盤で、確かな手ごたえを実感できます。

音については電子音ではありますが、音源として「CFX」というヤマハのコンサートグランドピアノの音をサンプリングしたものを使っています。このCFXは、世界三大ピアノコンクールのひとつとして名高い、ショパン国際ピアノコンクールの優勝者が選び、演奏したヤマハのコンサートグランドピアノだそうです。もちろん、消音機能付きです。

価格といえば、40万円弱ということで、新品のアップライトよりはるかに安く、電子ピアノよりは高いものの、手が出ない価格帯ではありません。もう他の選択肢は見えませんでした。結局、最初に見つけてから1年後、お金を貯めて購入に踏み切りました。

ハイブリッドピアノ「NU1」を購入して分かったこと

実際に購入してみて分かったことがいろいろありますが、結論からいうと不満はまったくありません。以下、購入後に感じたメリットです。

アップライトと比較してコンパクトなサイズ

高さの低いアップライトのピアノはいろいろありますが、NU1は奥行きがたったの46cmしかありません。通常のアップライトのピアノは60−64cmであることを考えると、三分の二程度しかないのです。家が広いアメリカの家ならまだしも、狭い日本の住宅事情では本当に助かります。

調律不要

これは大きいです。電子で音を出しているため、調律なるものがまったく必要ありません。最近はNU1の音に慣れてしまい、調律していないピアノの音が気になって仕方ありません。苦笑

音量調節機能でいつでも弾ける

仕事をしていて、帰宅が普段夜になる私にとっては、音量調節機能でいつでも弾けるというのは本当にありがたい機能です。さらに、NU1にはイヤホンジャックがついているので、家族がテレビを見ていても、電話をしていても、まったく問題なくピアノが弾けます。このイヤホンジャックは2つあるので、子供と一緒にヘッドホンを付けながらピアノをいつでも弾くこともできます。

YAMAHA ハイブリッドピアノ NU1
YAMAHA ハイブリッドピアノ NU1