今年の春に小学一年生になった三男。漢字テストの点数があまりに低いことを心配した妻が本屋に行って選んできたのがこの「うんこ漢字ドリル」でした。
うんこ漢字ドリルとは
うんこ漢字ドリルは、文響社が出版している漢字ドリルです。小学校で習う漢字は全部で1006字ありますが、このドリルは各漢字を三回ずつ使った、合計3018個の例文で小学生の漢字を学ぶことができます。
もちろん、3018個の例文全てがうんこを題材にしています。以下は小学一年生のうんこ漢字ドリルの例です。
子供達の支持は驚異的で、2017年3月24日に初版3万6000部で発売され、その約2カ月には発行部数148万を記録。6月には200万部を超えて現在も販売を伸ばし続けているバケモノ漢字ドリルです。
うんこ漢字ドリルの生みの親、文響社ってどんな会社?
このふざけた大ヒット作品を生み出したのが、文響社という聞きなれない出版社です。代表取締役社長は山本周嗣という人なのですが、サイトにはこんなことが書かれています。
エンターテインメントは、楽しむだけのものではなく、私たちの現実まで変えてしまうほどの力があります。我々は、人々が自分自身の可能性に気付き、新しい一歩を踏み出すためのきっかけになる作品を提供していきます。すべての人の「現実」に、夢と希望を与えるエンターテインメントを。
文響社
エンターテイメント。なるほど。うんこ漢字ドリルの裏にはこんな会社の理念があったのですね。
ちなみに、うんこ漢字ドリルの作者である古屋雄作氏という人らしいのですが、元々はうんこ川柳なるものがルーツのようです。うんこ川柳のままだったとしたら、こんなヒットにはならなかったでしょうし、そもそも小学生が購入することもありえなかったのではないでしょうか。
ちなみに、我が子の評価も上々で、例文が面白すぎるため、小学一年生の三男は、漢字も書かずに例文を読んで爆笑しています。オイ!