4月から小学六年生になった長男。小学六年生は中学に入る準備ができる最後の年、ということで、親としていろいろ情報収集を始めています。
先日、東京工業大学を卒業して進学塾の講師をやっている友人に久しぶりに再開したので、その折に中学生になった時の勉強方法について、いろいろ助言をもらってきました。
順不同で備忘録として書き留めておきます。
中学生の塾選びについて
良い塾の選び方
良い塾は、1)子供との相性と2)実績の二つで判断すると良い。
子供との相性は子供が体験クラスに行くと良いが、親も必ず見に行くべき。
実績はどの塾も有名進学校の合格実績を宣伝しているが、塾の実力は以下の公式でだいたいわかる。
「塾の実力」=「合格者数」➗「生徒数」
通常、塾は一人の生徒が3つの高校に合格した場合、3人とカウントする。これだと数が膨れてしまうが、一人の生徒が受ける高校の数はたかが知れているのと、どの塾も合格実績を大きく見せるため同じように計算しているので、それほどバイアスは気にする必要はない。
当然、数の大きい方が実力がある、ということになる。
個別指導塾とクラス型のどちらの塾が良いのか
個別指導塾は、勉強が苦手な子供に向いている。つまり、基礎のない生徒を0から1に上げるのには個別指導がとても優れている。しかし、良くも悪くも子供のペースに合わせてしまうことが個別指導のデメリットになる。
一方、勉強する習慣がある程度あり、学力の基礎がある子供にとっては、集団で勉強し、集団で競争意識を適度に持ちながら勉強する方が力がつく。
ということで、個別指導塾とクラス型のどちらの塾が良いのかは、子供の状態に合わせて判断する必要がある。
大手の塾が良いのか、地元の塾が良いのか
一般的には大手の方が良いと思われているが、地元の塾は地元の受験対策に長年特化しており、決して侮れない実力を持った塾もある。
塾の実力は上記の公式で比べるとわかる。
高校受験の塾はいつから入れるべきか
中1、中2で塾に行かずに中3で塾に突然行き始めても、塾で勉強するペースを学ぶことが難しい。そのため、中1、中2は科目を絞って塾に通い、中3になり受験の年になったら科目数を増やして高校受験に備えると良い。
内申点(中学校の成績)を上げる方法
まず当たり前のことをきちんとやる
中学校の成績を上げるには、当たり前のことをしっかりやることが基礎になる。つまり、宿題は必ず終わらせる。提出物はきちんと出す。
テスト勉強は2週間前からやる
テスト勉強1週間前になると部活が全て休みになる。通常はこの時期から勉強する人が多いが、遅すぎる。遅くとも2週間前からテスト勉強を始めるようにする。
2週間前から試験勉強を始めると、対象範囲を2、3周やる時間が取れる。
問題集等は印刷して使う
中学校の試験には、各教科の先生が過去に出した宿題や問題集から出されることが多い。可能であれば問題集等は問題を解く前に印刷して、白紙のものを用意しておくと良い。試験勉強の時に、白紙の問題を解けるかどうか、復習を兼ねて取り組むことで、自分の理解ができてない点や、苦手なところを明らかにすることができる。
これらの点がわかったら、2周目の勉強の時にはそれらのところを重点的にやれば良い。
塾は試験対策をしてくれないことが多いので注意が必要
塾は通常、勉強の先取りをしながら進んでいくので、学校の試験勉強に完全に合わせてくれないことが多いので注意が必要。