僕の中でドンキホーテと双璧をなすカオスなお店といえば、ここヴィレッジヴァンガードです。
ヴィレッジヴァンガードは変な商品がいっぱい
先日、イーアスつくばの店舗に子供たちと行きましたが、入り口から怪しげな雰囲気を醸し出しています。
まあ、いろんな商品があるのですが、まずは子供たち大好きな輸入もののグミ。
な、なななんとA&Wのルートビアー味が売っている!ドクターペッパーも!これは食べてみたい!
「くそまず」って。。怖いもの見たさに買わせる手口でしょうか。
長男が持ってきた商品。うんちマグ。でも、昔から疑問に思っているのだけれど、こんな形のうんち、人類史上誰も作れたことはないと思います。
スターウォーズグッズもあります。
実は本屋さんでもある
実は、あまり知られていないかもしれませんが、ヴィレッジヴァンガードは一応本屋です。本屋が雑貨を売っているのか、雑貨屋が本を売っているのかは定かではありませんが。
何年も前に、ヴィレッジヴァンカートの社長のインタビュー記事を読みましたが、なぜ本を売るのか、という質問に対し、返品できるからというのが答えだったのを覚えています。販売している本も、個性的なものが多いです。ここなら、きっと新しい本との出会いを経験できるのではないでしょうか。まあ、子供たちにはちょっと難しすぎる本ばかりのようですが。
結局、お金を使ったのはこれ
結局、お金を使ったのは入り口のガムボールです。1回10円。
一つ一つ、違う言葉が印字されています。
ヴィレッジヴァンガードの色々な面白商品は、ネットでも購入できます。アマゾンにも店舗を出品しているので、興味もある方は見てみてください。-> ヴィレッジヴァンガードAmazon店
実は上場もしている
ヴィレッジヴァンカートは実は上場もしている企業です。一応僕も個人投資家としての顔もあるので、ざっとIRのページとヤフーファイナンスの情報を見てみました。
IRで公開している決算説明資料は特に概要を理解するのに役立ちます。幾つか抜粋しておきます。
まずは会社概要ですが、事業内容の定義が面白いですね。「遊べる本屋」をキーワードに、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)を 融合的に陳列して販売する小売業とあります。
売上は連結で460億円もありますが、やはり業態が店舗での小売業ということで、経常利益は8億円と低めです。
業績の過去10年の推移です。売上は順調に推移しているものの、14年から営業利益以下が大変なことになっています。決算説明資料をざっと見た感じだと、チチカカというアパレル事業で大火傷を負っているようです。汗
ただ、配当金だけは安定して支払い続けています。とっても、配当利回りは1%前後で推移しているため、決して魅力的な金額とは言えません。
事業紹介。実は、ヴィレッジヴァンカートの他に、ハンバーガー屋などもあります。
以下が優待です。10000円のお買い物券です。
かなりの太っ腹のようですが、今年の春に「お買い上げ2000円ごとに1枚利用」という条件が付加され、実質50%ダウンとなったため、株価がその時期にかなり落ち込みました。400円下げです。
まあ、つらつらと書いてきましたが、僕は絶対にここの株は購入しません。小売ビジネスというのは薄利多売で、しかも店舗という最大の固定費を抱えながら移り変わりの早いトレンドに合わせてビジネスを続けていく必要があります。中長期的な事業の安定に難あり、というのが評価です。