高校受験の準備をする上で英検3級、準2級対策をすることは大いに価値があります。というのも、事前に英検3級、準2級を取得しておけば、私立高校を受験する上で加点や優遇される学校が非常に多くあります。また、仮にそういったものがないとしても、中学卒業レベルの英検3級、高校1年生レベルの準2級を目指すことは英語力の底上げに繋がるため、マイナスは全くありません。
そんな役立つ英検ですが、わざわざ塾に行って対策するのもちょっと・・と考える親御さんや多いのではないかと思います。
今回の記事では英検3級、準2級をスタディサプリで対策をする方法について解説したいと思います。
この記事の目次
スタディサプリには英検対策講座もカバーされている
受験業界の価格破壊と言われるスタディサプリですが、この中に「資格対策講座」というメニューがあり、その中に英検対策講座が収録されています。対象になっているのは以下の3つです。
- 英検3級対策講座
- 英検準2級対策講座
- 英検2級対策講座
スタディサプリの英検対策講座の講師は?
スタディサプリの英検対策講座の講師ですが、竹内健という先生が担当されています。以下はサイトに掲載されている竹内健先生のプロフィールです。
大学進学後、予備校、塾の教壇に立つ。卒業後は大手進学塾にて、毎日教壇に立ちつつ教科責任者として講習や本科講座等のテキストを作成。毎年入試問題を徹底的に分析し、志望校への合格者を多数輩出した実績を持つ。過去開講した英検®の対策講座からは、高得点合格者、満点合格者を多数輩出。
竹内健先生は英語の参考書も多数出版されています。
スタディサプリの英検対策講座の具体的な内容
では具体的にスタディサプリの英検対策講座はどのような内容になっているのでしょうか?
英検3級対策講座
英検3級対策講座は全部で8つのセクションから構成
英検3級対策講座は全部で8つの講義から構成されています。
- 第1講 短文空所補充問題対策(チャプター数:3、問題数:1)
- 第2講 対話文問題対策(チャプター数:3、問題数:1)
- 第3講 広告・掲示・Eメール(チャプター数:4、問題数:1)
- 第4講 説明文の読解(チャプター数:3、問題数:1)
- 第5講 ライティング問題対策(チャプター数:4、問題数:1)
- 第6講 リスニング 第1部 対策(チャプター数:5、問題数:1)
- 第7講 リスニング 第2部 対策(チャプター数:5、問題数:1)
- 第8講 リスニング 第3部 対策(チャプター数:5、問題数:1)
各講義は3−5のチャプター+確認テストで構成される
チャプター数というのは各講義の中の章立ての数で、チャプター数が3ということはその講座の中に3つの章(動画)があるということです。例えば第1講 短文空所補充問題対策の中は以下のように3つの動画と教材、そして確認テストがあります。
教材はダウンロード or 購入が可能
教材ですが無料でダウンロードするか有料で購入することも可能です。
以下はダウンロードした場合のPDFです。
テキストは1冊1,320円(税込、送料込み)です。良心的な価格設定です。
英検準2級対策講座
英検準2級対策講座も3級同様に8つの講義から構成されています。
- 第1講 短文空所補充問題対策(チャプター数:3、問題数:1)
- 第2講 対話文問題対策(チャプター数:3、問題数:1)
- 第3講 長文問題対策(1)(チャプター数:4、問題数:1)
- 第4講 長文問題対策(2)(チャプター数:3、問題数:1)
- 第5講 ライティング問題対策(チャプター数:4、問題数:1)
- 第6講 リスニング 第1部 対策(チャプター数:5、問題数:1)
- 第7講 リスニング 第2部 対策(チャプター数:5、問題数:1)
- 第8講 リスニング 第3部 対策(チャプター数:5、問題数:1)
スタディサプリでカバーされない3つのポイントとその対策
素晴らしすぎるスタディサプリの英検対策ですが、万能ではなく、以下の3つの点がカバーされていません。
ポイントその1:リーディング問題演習とリスニングの耳慣らし
各講座に確認テストはありますが、演習の絶対量が絶対的に足りません。
リスニングも同様です。僕は日本国内の大学受験を経て最終的にはアメリカの大学院に進学しましたが、リスニングには一貫して苦労しました。
リスニングのポイントは、とにかく内容を理解している英文や会話を集中して大量に聴き続けるしかありません。
この問題演習とリスニング対策をする上で最も役立つのが英検の過去問です。旺文社英検書が過去6回の全問題集を発売しています。
この過去問は音声アプリをスマートフォンにダウンロードして使うことができます。
ポイントその2:ライティングの添削
ライティングの難しいところは自己採点や他の日本人の採点が難しいことです。最も望ましいのは、英語がある程度ネイティブの外国人に添削してもらうことですが、実際には容易ではないと思います。
僕のおすすめは文法のチェックならばGrammarlyのような文法チェックツールを使うことです。
またそもそも英語表現が頭から出てこないのであれば、Google 翻訳を使うことです。左側に日本語を打ち込めばGoogleが自動で翻訳してくれます。かなり高性能です。
ポイントその3:二次試験のスピーキング対策
ライティング同様日本人が苦手なのがアウトプット系英語であるスピーキングです。スピーキング対策で最も良いのはネイティブと実際に会話をすることなのですが、実際問題そのような機会がある人は少数かと思います。
ここでも、Google翻訳が大活躍します。そもそも多くの場合、日本人は英語表現が咄嗟に出てきません。そのため、英会話初心者が取り組むべきは
- 自分が言いたいことをまず日本語で考え
- 英語に翻訳し
- 英語に翻訳した文を丸暗記する
という流れになります。これで丸暗記した文章のストックが頭の中に溜まっていくと、同じシチュエーションに出会った時に丸暗記した表現を口に出すことで会話を成立させることができます。
Google翻訳では上記の3つのプロセスに使える上、英文の下のスピーカーマークをクリックすることでネイティブの発音をすぐに聴くことができます。素晴らしすぎます。
まとめ
以上高校受験にも役立つ英検3級、準2級をスタディサプリで対策をする方法について解説してきました。ご興味のある方は是非この方法で取り組んでみてください。
スタディサプリの価格ですが2021年4月現在は以下のようになっています。ざっくり月額2000円です。実は最初にスタディサプリがリリースされた時は月額500円だったのですが、少しずつ値上げされて現在のような価格になっています。(それでも激安ですが・・)
季節によっては割引キャンペーン等もあります。
小学・中学講座に登録するとメニューの中に今回紹介した資格対策講座を見つけることができるはずです。