小学生の子供に読んでほしい幼児文学の名作はいろいろありますが、ナルニア国物語は間違いなくその一つでしょう。全巻セットをいつか購入しようと思っていましたが、ついに先日、アマゾンで文庫版の全巻セットを購入しました。
僕にとってナルニア国物語は懐かしい本で、大学の教養課程でナルニア国物語を全巻読むという一風変わったゼミに入り、一年間読んだ思い出があります。担当講師は堀越先生という盲目のクリスチャンの方で、作者のCSルイスが込めた様々なメッセージを1冊ずつ輪読しながら解き明かしてくれました。
作者のCSルイスは、 1898年から1963年に存命していたイギリスの学者、小説家で、キリスト教徒でもありました。ナルニア国物語が彼のキリスト教徒としての信仰心に強い影響を受けているのは有名な話で、ライオンのアスランはイエス・キリストの象徴だと言われています。
あらすじは創造主のライオン「アスラン」によりつくられたナルニアを舞台に、20世紀のイギリスの4人の少年少女がイギリスとナルニアを往復しながら、様々な使命を果たす冒険物語です。何年も前に映画化プロジェクトが始まっていて、7つの話のうち3つまでが映画化されているので、映画から入っても良いかもしれません。