2015年8月6日に、朝日新聞社から「機動戦士ガンダム」の新聞が発売された。僕は運良く同僚が持っていて、販売価格400円そのままで譲ってくれた。
1面は実際の朝日新聞にそっくりな体裁で、ア・バオア・クー陥落と、分かる人にしか分からないヘッドラインが踊っていて、まるで「一年戦争」終結の日に受け取ったかのような錯覚を覚えます。
ガンダムファーストをよく知らない方のためにほんの少しだけ解説すると、このア・バオア・クーは、ジオン公国宇宙総軍司令部が置かれていた宇宙要塞で、ジオン軍のモビルスーツの開発なども行われていた最重要拠点です。ガンダムファーストにおける最後の戦いの舞台であり、数々のドラマが詰まった重要な舞台、それがア・バオア・クーなのです。
日付が1月1日になっているのもちゃんと根拠があって、宇宙連邦軍が星一号作戦と呼ばれるア・バオア・クー攻略作戦を実施し、陥落させたのが12月31日なのです。ですから、この新聞はまさにア・バオア・クーが攻略され、1年戦争が集結した翌日に発行された新聞、ということになります。
この驚くべき新聞は、東京の森アーツセンターギャラリーで「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」が開かれたのを記念して発行されたようです。
新聞は、フルカラーの16ページで、ガンダムシリーズの詳細な解説や、富野由悠季監督のインタビュー、ガンプラのパッケージコレクションなどが掲載されています。
新聞はすべてのページにわたって細部まで作り込んであって、ガンダムマニアにはたまらない構成です。笑
いずれにせよ、これは永久保存版でしょう。続編が是非読みたいものです。
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