かねてから購入を検討していたが、なかなかの金額になるため、踏ん切りがつかなった子供向けの学習漫画「日本の歴史」シリーズ全巻セットを購入した。結論からいうと、今回購入した角川まんが学習シリーズ「日本の歴史」は自信を持っておすすめできる日本の歴史シリーズです。子供のクリスマスプレゼントや入学祝いにもオススメです。
購入するのに、最後まで迷ったのが、小学館学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)。23巻と15巻の差でわかる通り、小学館の方が情報量が多く、将来的に必要になる日本の歴史の知識をより多く網羅していると思ったからだ。
しかし、いろいろと妻と相談した結果、以下の理由で角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻定番セットを購入することにした。
理由その1:圧倒的な読みやすさ
この角川まんが学習シリーズ「日本の歴史」は、従来の学習まんがでは考えられなかった豪華な執筆陣によるイラストが提供されています。スタジオジブリの近藤勝也、「ケロロ軍曹」の吉崎観音、「DEATH NOTE」の小畑 健ほか、児童文庫で人気シリーズを手がけるイラストレーターたちも参加しています。これで、小学生の子供達が食いつかない訳がありません。
特に、「DEATH NOTE」ファンの長男は、小畑健の源氏のイラストにすぐに反応していました。実は、子供が繰り返し読んでくれるか、というのはこの類の購入を検討するときにもっとも大切だと思います。
理由その2:入門書として十分な網羅性
このシリーズは東京大学 山本博文教授による「歴史の大きな流れをつかむ」技法に基づき、構成されているそうです。山本教授は、日本の歴史学者で、東京大学大学院情報学環教授、史料編纂所教授をされている、日本を代表する歴史学者の一人です。日本近世史専攻。すべてのシリーズに、歴史まんが本編前に、まずはその時代の特徴がひと目でわかるイラストページが入っていて、概要が簡単にわかるように工夫されています。何事もそうですが、大きな流れを踏まえたうえでまんがを読むと、理解度が全然ちがうのは、歴史の勉強に限ったことではないと思います。また、内容はちゃんと新学習指導要領に沿っているようなので、小学校、中学校、高校まで役に立ちそうです。
理由その3:従来の歴史漫画よりもコンパクトなサイズ
これまでの定番サイズは「菊判ハードカバー」よりコンパクトな「四六判ソフトカバー」です。特に妻からは「収納しやすい」と好評です。さらに、サイズが小さくなっても1巻あたりのページ数が多いのもこのシリーズの特長です。総頁数は224ページで、まんがパートは201ページもあります。全21巻、全20巻構成の他社シリーズ比べてみても、角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』の方が3360ページと他社にまさっています。単純に巻数だけで比較できないという良い例かもしれません。
という訳で、角川まんが学習シリーズ「日本の歴史」全15巻セットは本当にオススメです。結局、小学館の日本の歴史漫画どんなに内容が充実していても、子供がリピートして読んでくれなければ意味がないわけで、その意味で角川は本当に正解だったと思います。早く世界史版をリリースして欲しいと思います。