ひめゆりの塔と合わせて立ち寄りたいのが、沖縄県営平和祈念公園です。この祈念公園は沖縄戦終焉の地である摩文仁の丘に作られたものです。

奥に見えるのが沖縄平和祈念堂。

海の方に進んでいくと、沖縄戦で亡くなった人たちの名前が掘ってある石碑があります。

この石碑は平和の礎と呼ばれていて、118個の石碑に25万人もの名前を掲載することができるそうです。一人一人の名前を見ると、厳粛な気持ちになります。

平和の礎は検索コーナーもあり、ここで亡くなった人の名前がどこに掲示されているか調べることができます。

平和の礎の中の道をまっすぐに進んでいきます。

平和の礎を抜けると、平和の広場に出ます。

断崖絶壁から海岸線、波打ち際を眺望できるのですが、沖縄戦の時には北から米軍が攻めて来て、海からは艦隊が艦砲射撃を行い、実に多くの人がこの丘で亡くなったそうです。

追いつめられた人々は崖から身投げしたり、手榴弾で集団自決したりと多くの悲劇がこの地で起きたそうです。


広場の中央にあるのが「平和の火」です。ここからだとよく分かりませんが、この筒状の下に火が灯っているそうで、この火は、沖縄戦最初の上陸地から採取した火と被爆地広島市の「平和の灯」と「誓いの火」から分けてもらった火を合わせて、1995年6月23日の「慰霊の日」にここに移し、灯したものと言われています。

今回は立ち寄る時間がありませんでしたが、沖縄戦の資料館が遠くに見えます。ここには膨大な数の資料が収められてるようです。