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富士登山吉田ルート攻略その8:下山道、それは地獄の苦行

富士登山吉田ルートの下山道です。見ての通り、吉田ルートの下山道は六合目まで別のルートを通ります。


下山道入り口

山頂に一時間ほどいましたが、高山病になった息子が早く下山したい、とのことだったので、お鉢回りを断念し、下山することに。

ここが下山道の入り口です。須走も同じ入り口になります。

下山道は火山灰の柔らかい道

下山道は火山灰の柔らかい道をひたすら降りていくことになります。

しかし、ここが問題で、傾斜のある坂道を降っていうと、膝とつま先に体重がかかり、痛くてたまりません。思い切って走ってみたり、ジグザグに歩いてみたり、いろいろと試して見ましたが、最終的には後ろ向きで歩く方法に落ち着き、下山はずっと後ろ向きで歩き続けました。

登山客が次々に下山してきます。

途中、3、4度資材運搬のブルドーザーとすれ違いました。以下の動画は下山してすぐの場所で道幅も広いのですが、道幅がかなり狭くなる下の方では、すれ違うのが本当に恐ろしかったです。くれぐれも注意してください。


下に行くと、雲の中に突入することになります。

高山病になった息子ももうフラフラです。まさに苦行。


休みながら少しずつ降りていきます。

途中の分岐に注意

途中、須走口と富士スバルラインとの分岐があるので要注意です。これを間違えると大変なことに。。

とにかく耐えて降り続ける

今写真でみると何とも美しい景色ですが、この時はそんな余裕はなく、ひたすら耐えて足を動かしていきます。困ったのは服装で、雲の中に入ったり出たりを繰り返していると、体温調整が実に難しい。雲の外は暑くてジャケットはとても着れません。しかし逆に雲の中に入ると霧や雨ですぐに濡れてしまいいます。

仕方がないので、頻繁にレインウェアと着脱してしのぎました。

緊急避難所

六合目までの下山途中で唯一出てくる緊急避難所。単なるコンクリートの箱で、中はジメジメしてとても中に入る気にはなりません。

七合目まで降りるとやっとトイレが出現

七合目まで降りるとやっとトイレが出現します。安心して休憩できる場所にようやく降りてきました。

六合目でついに登山道と合流!

七合目を過ぎると、完全に雨雲の下に降りてしまい、すごい雨に苦しめられます。途中トンネルが2箇所ありましたが、何ともありがたい。

ついに六合目に到着!山頂からここまで三時間ほど。もうすごい雨です。

雨の中、これから登山をする一団。中国語を話していましたが、半ズボンにビニールレインウェア。まさに命知らずとしか言いようがありません。汗

 

下山途中で馬に乗れる

六合目の手前に馬が待機していて、お金を払うと五合目まで乗せて行ってくれます。あまりに羨ましすぎます。一人1万円かかりますが、かなり誘惑されました。しかし、こちらは二人いるので2万円。手持ちの資金が足りませんでした。もちろん2万円をここで使う勇気もありませんでしたが。苦笑

五合目までの最後のスパート

ついに富士スバルライン五合目の看板が見えてきました。1.7キロ、52分とのこと。普通だったら1.7キロは15分ほど歩けば到着する距離です。しかし、棒のようになった足を前に進める必要があるため、一時間ほどかかるの納得です。

ようやく五合目が見えてきました!下山まで、実に四時間半。死ぬほど疲れました。

富士スバルライン五合目到着!そして帰宅

土砂降りの中、富士スバルライン五合目に何とか到着。10時に山頂から下山を始め、到着したのは午後2時半。四時間半かかりました。

汗のかいていない服に着替え、少し休んだ後ようやく帰宅です。バスはすごい混雑。

本数が少ないので要注意です。ここから河口湖駅まで行き、結局五時間かけて自宅に戻ることができました。

 

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