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Mac miniってどうなの?Mac mini 2014 購入後レビュー!新モデルMac mini 2018とのスペック比較も

iMacからMac Miniに乗り換えて数ヶ月が建つが、すっかりこの可愛らしいマシンを気に入ってしまった。
結論から言うと、Mac miniは、ずっとWindowsユーザーだった人が、最初にMacに乗り換えるときの初心者用マシンとして最適ではないかと思います。

Mac mini 2014 の購入レビュー

Mac mini 2014の基本スペック

まず、これが今回僕が購入したMac miniの基本スペックです。

メーカー アップル
製品名 1.4GHz Mac mini
CPU Core i5(1.4GHz、デュアルコア)
メインメモリー(最大) 4GB 1600MHz LPDDR3(最大16GB)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 5000(CPU内蔵)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm)
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11ac)、有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース HDMI端子、Thunderbolt 2端子×2(最大2台のディスプレーで2560×1600ドットの表示が可能)、USB 3.0端子×4、Bluetooth 4.0
メモリーカードスロット SD/SDHC/SDXC対応
サウンド機能 オーディオ入力端子、ヘッドホン端子
本体サイズ 幅197×高さ36×奥行き197mm
重量 1.19kg
OS OS X Yosemite

Mac miniの第一の魅力はコストパフォーマンス

Mac miniの第一の魅力は価格、つまりコストパフォーマンスです。はっきり言いましょう。Macは高いです。Windowsマシンと比較しても、同じくらいのスペックのマシンでも価格が1.2 – 1.5倍くらいします。なぜかというと、Windowsはパートナー戦略をとっているため、東芝、レノボ、マウスコンピューター、DELLなど数多くのメーカーが凌ぎを削っており、熾烈な価格競争にさらされているため、価格競争に常にさらされているからです。その反面、MacはApple社のみが製造から販売を手がけているため、過去から現在に至るまで殿様商売が可能になっているからです。




しかし、そんなプレミア価格で売られているMacですが、Mac Book Air, Mac Book Pro、iMacなどの人気機種と比較すると、Mac miniの価格は圧倒的に安いのです。Mac Book Air, Mac Book Pro、iMacは、新品を購入しようとすると、一声10万円からです。

ところが、mac miniは約6万円から購入することができます。

なぜこんなに安いのか、その秘密は上記の説明「あなたのディスプレイ、キーボード、マウスを接続するだけ・・」と書かれている通り、本体のみで他は何も付属品がないからです。僕の場合はiMacからの乗り換えだったのでキーボードには困りませんでした。しかし、純正にこだわらなければ2,000円前後でアマゾン等で購入することができます。
-> Mac用キーボードを探す

モニター/ディスプレイについては、Windows用に使っていたモニターがあれば、問題なく接続できるはずです。モニター/ディスプレイがなく購入しなければならない場合も、自分の好みに合わせて解像度と大きさを選ぶ選ぶことができます。僕はいろいろ検討した結果、Dell 23.8型 ワイド液晶モニタを使っています。価格は3万円ほどですが、解像度はWQHDという仕様でiMacと同じだったことが決め手になっています。

写真、iMovie、GarageBand、Pages、Numbers、Keynoteが標準装備

しかし購入して最も嬉しかったことの一つは、内臓アプリケーションです。新しいMac miniには、写真、iMovie、GarageBand、Pages、Numbers、Keynoteがついています。これで、高価なMicrosoft Officeを購入せずに済みます。

起動はやや遅い

Mac miniの難点を一つあげるとすると、起動の遅さでしょうか。電源ボタンを入れると以下の画面になりますが、この状態で数十秒待つ必要があります。

メモリの増設は不可

これは購入する際に、店員さんに何度は念を押されましたが、購入後のメモリの増設などはできません。そのため、将来に渡っても4GB 1600MHz LPDDR3(最大16GB)というスペックで十分かどうか、購入前によく考える必要があります。我が家の場合は、基本的にはブラウジングと写真が趣味の奥さんがAdobe Lightroomを使う程度なので、特にパワー不足という感じはしません。動画編集などをメインに使われる方は要注意でしょう。

HDDも500GBというのはなんとも心細いですが、すでに以前から外付けHDDを使っていますので、こちらは特に問題ありません。

mac miniは基本的に定価販売のみ

殿様商売をしているアップル製品は、基本的にどのチャネルでも値引き、という概念はありません。僕は店舗で購入しましたが、ネットも同じ値段です。購入を検討されている方は、Amazonのレビューなども参考にしてみてください。

2016年10月 追記:mac mini 2016 はとうとう見送り

Mac mini 2014がリリースされてから2年。2016年10月27日の新製品発表会でMac mini 2016がリリースされるのではないかと多くの人が期待していました。しかし、残念ながら今回のリリースは見送られたようです。以下、英語のアップルのプレスリリースのページですが、今回の新製品の発表では MacBook Pro、Final Cut Pro X、new TV app for Apple TVの3つだけで、Mac mini についての説明はありませんでした。Mac mini 2017 を楽しみに待つしかありませんね。

2017年6月 追記:WWDC2017 でも mac mini 2017 の発表なし(悲)

2017年6月に開催されたAppleの新製品発表会、WWDC2017 でも mac mini 2017 の発表は残念ながらありませんでした。発表されたのは、新iPad Pro、iMac Pro、SiriスピーカーHomePod、iOS 11、macOS High Sierraなどです。iMac Pro は6月に発表され、発売は12月の予定とのこと。ということは、mac mini 2017は幻に終わり、mac mini 2018を待つしかないのかもしれません。

2017年10月 追記:ティム・クックCEOが「Mac mini」のアップデートを示唆

Appleのティム・クックCEOが、「Mac mini」の愛用ユーザーからの質問メールに「まだ詳細を明かす時ではないが、Mac miniを今後、Appleの製品ラインアップの重要なパートにする計画だ」と返信したと報じられています。2018年はついに4年間の沈黙を破って、Mac miniの上位機種が姿を表すかもしれません。

2018年8月 追記:ブルームバーグが、プロ仕様のMac miniを今秋リリース予定と報道!

ブルームバーグは、アップルは今年中に新しい低価格ラップトップとMac miniデスクトップへのプロフェッショナル重視のアップグレードをリリースする予定だと報じました。

今年リリースされるかもしれないのモデルでは、アップルはプロユーザーに焦点を当てており、新しいストレージとプロセッサのオプションは、以前のバージョンよりも高価になる可能性が高いとのことです。

2018年11月 追記:報道通り、Mac mini のアップグレード版が発売!

報道通り、4年ぶりにアップグレードされたMac miniがアップルから発売されることになりました。

Mac mini 2014とMac mini 2018

以下、Mac mini 2014とMac mini 2018の比較です。

Mac mini 2014 Mac mini 2018
発売時初期搭載OS OS X 10.10 Yosemite macOS 10.14 Mojave
プロセッサ 1.4GHz Intel Core i5(2コア)~3.0GHz Intel Core i7(2コア) 3.6GHz Intel Core i3(4コア)~3.2GHz Intel Core i7(6コア)
メモリ 4~16GB 8~64GB
ストレージ 500GB HDD~1TB Fusion Drive or SSD 128GB SSD~2TB SSD
GPU Intel HD Graphics 5000
Intel Iris Graphics
Intel UHD Graphics 630
ビデオサポート 最大2台のディスプレイ 最大3台のディスプレイ
オーディオ オーディオ入力ミニジャック
3.5mmヘッドフォンジャック
HDMI 2.0
内蔵スピーカー
3.5mmヘッドホン出力
HDMI 2.0(マルチチャンネル)
接続 Thunderbolt 2 x2
USB 3.0(最大5Gbps) x4
HDMI
SDXC
赤外線レシーバ
Thunderbolt 3(USB-C) x4
DisplayPort
Thunderbolt(最大40Gbps)
USB 3.1 Gen 2(最大10Gbps)
アダプタでThunderbolt 2、HDMI、DVI、VGAに対応
USB 3.0(最大5Gbps)x 2
HDMI 2.0
WiFi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) 同左
Bluetooth Bluetooth 4.0 Bluetooth 5.0
LAN 1ギガビットイーサネット 1ギガビットイーサネット
(オプションで10ギガビット選択可)
重さ 1.9~1.22kg 1.3kg
寸法 3.6 x 19.7 x 19.7cm 同左
本体色 シルバー スペースグレイ
価格 4万8800円~ 8万9800円~46万3800円

OSは最新のMojave

OSは当然ですが、最新のMojaveが入っています。

Mojaveは、以下の追加機能を実装しています。

プロセッサは大幅にパワーアップ

まずプロセッサですが、1.4GHz Intel Core i5(2コア)だったところから、3.6GHz Intel Core i3(4コア)にパワーアップしています。

 

メモリは倍増、さらに購入後の増設も可能

メモリは最低8GBからと、倍増しています。最大64GBまでオーダー時に搭載できるほか、購入後の増設も推奨はされないものの、できるようです。

ストレージ

ストレージは、最大2TBのSSDストレージとなっています。

モニターは4Kをサポート

モニターは、今回から4K対応となりました。3台接続パターンと、2台接続パターンで対応できる解像度が変わりますが、いずれも4K対応となっています。

最大3台のディスプレイ:

最大2台のディスプレイ:

4Kモニターは、2018年11月現在、Acerのものが最もコスパが高いです。

オーディオは内臓スピーカーが消えた

オーディオについては、内臓スピーカーが消えました。まあ、Mac mini 2014に実装されていた内臓スピーカーは音が小さくて、起動時にMac がちゃんと目を覚ましたことを教えてくれる程度のものだったので、妥当な判断だと思います。

いずれにせよ、音無しで使い続けるのは色々と不便なので、お手頃なスピーカーを購入した方が良さそうです。

アマゾンでスピーカーを探してみる

接続と拡張性:USB-Cが主役に

接続では、Thunderbolt 3(USB-C)が4つ搭載され、これらのポートで以下に対応する仕様となりました。

また、Thunderbolt 3(USB-C)に加え、以下のポートが用意されています。10Gb Ethernetは誰が必要とするのかよく分かりません。笑

サイズ、重さはほぼ同じ

サイズと重さはMac mini 2014 と同じです。

値段は倍増!

安さが魅力のMac miniでしたが、価格は4万8800円から8万9800円と、ほぼ倍増しています。しかし、それでも、Mac miniは最も安く購入できるMac であることは代わりません。以下は、2018年11月現在の各Macの最低価格です。

Mac 最低価格
MacBook ¥142,800 (税別)〜
MacBook Pro ¥142,800 (税別)〜
MacBook Air ¥134,800 (税別)〜
iMac ¥120,800 (税別)〜
iMac Pro ¥558,800 (税別)〜
Mac Pro ¥298,800 (税別)〜
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