とある年末、どうしても懐かしの味をもう一度食べたくなり、千代田線の御茶ノ水駅で下車しました。お目当ては、カリーライス専門店エチオピアカレーです。僕は大学、社会人と足掛け5年ほど御茶ノ水界隈に通っていたので、エチオピアカレー本店には過去何度も足を運んでいました。その懐かしの味をもう一度、というエントリです。

ところが、今回調べてみると、駅からすぐのところにエチオピアカリーキッチン 御茶ノ水ソラシティ店なるものができていることが判明。同じ味が楽しめるなら店舗は不問、ということで、エチオピアカリーキッチン 御茶ノ水ソラシティ店を目指すことにしました。

千代田線の御茶ノ水駅は、前後に出口がありますが、JR乗り換え方面を目指します。出口の番号でいうところの10番です。都内の地下鉄屈指の長〜いエスカレーターがあります。

改札を出ると、JR線の方ではなく、B2と書かれた右へいきます。

すると、すぐにソラシティが現れます。

ありました!エチオピアカリーキッチン 御茶ノ水ソラシティ店!本店よりもちょっと店舗が小さいですね。

カレーの味には決して妥協しない極上の味わい。首肯しましょう。

昼時を回避したためか、カウンター席にすぐに案内してもらえました。チキンカレー、ビーブカレー、野菜カレー、エビカレー、豆カレー、チキン豆カレー、野菜豆カレー、チキン+野菜カレーと900円から1200円までの価格が並んでいます。

今回は野菜カレーを選択。アラフォーになって、肉を昔ほど食べたいと思わなくなっている自分を発見し、時の流れを感じます。

辛さは最大70倍まで選ぶことができます。大人な僕は冒険はせず、3倍を注文。ここは、オーダーが入ってから丁寧に1皿ずつ作っています。

エチオピアカレーの特徴の一つは、このジャガイモの付け合わせです。カレーには絶対にジャガイモは入れないのがこの店の流儀です。恐らくは、ジャガイモのデンプン質が溶け出してとろみがつくのを許さないのでしょう。唯一本店と違ったと思ったのは、バターが付いてないことくらいでしょうか。

少し経って、野菜カレーが到着!懐かしの味、全く変わっていません。感動です。ここのカレーは、とろみをつけるのに小麦粉を一切使わず、野菜を煮込むことだけで実現するという、途方もない労力が生み出した傑作です。野菜はミニトマト、ナス、ブロッコリー、キャベツ(?)、キノコなど。また、ライスは芯が残っているか残っていないかのギリギリのラインの火加減です。ここら辺も、本店と全く同じです。

僕が好きだったのは、途中で福神漬けを大量にかけて食べるやり方です。迷惑な客かもしれませんが、当時、標準で15倍前後をオーダーしていたので、福神漬けの甘みが辛さに溶け込んで小休止、といったところでした。今回はちょっと控えめにいただきました。

全く変わらぬ、最高の味でした。また戻ってきたいと思います。なお、エチオピアカレーはレトルトでも販売しています。遠くて行けないという方はこちらからどうぞ。

エチオピア ビーフカレー

エチオピア ビーフカレー