先日柏のイオンに行ったところ、ニフティモバイルなる店舗がオープンしていた。

ニフティについてのおさらい

ニフティはご存知の通り、富士通グループのインターネットプロバイダーとして長く日本のインターネット文化の発展に寄与していましたが、市場が飽和し競争が激化するとジリジリとシェアを落としていました。差別化が難しい業種でもあることから、将来性を危ぶんだ富士通の経営陣は2017年1月にコンシューマー向けの事業をノジマに売却していました。

また、これは元社員の知人に聞いた話ですが、ニフティ内には赤字の不採算事業が多くあり、利益率が競合と比較すると低かったことも富士通の経営陣が売却を決めた理由の一つにあるようです。有名なデイリーポータルZも、人件費を入れると完全な赤字だと編集長のインタビュー記事で読んだ記憶があります。

その点、現在のソニーの吉田CFOは賢明だったと思います。ソネットの社長だった頃に不採算事業を次々にクローズし、業績を回復させると同時に、NUROのような尖ったサービスをリリースし、キャッシュカウかつ将来性のあるビジネスに変貌させたのだから。

ニフティモバイルの店舗ラインナップ

ニフティモバイルの店舗は、なかなか洗練された雰囲気です。店員さんと少し話してみました。

僕「いつオープンしたのですか」

店員「オープンというか、実は場所が変わっただけです」

僕「??どういうことですか?」

店員「ほら、奥にノジマの携帯ショップがあったのを覚えていませんか?あの店舗がそのまま名前を変えて場所を少し移したんです」

なるほど、確かにノジマの携帯ショップがありました。なんだか野暮ったいお店だなあ、と当時は思っていましたが、ニフティモバイルはなかなかかっこいいですね。

ニフティモバイルになってから取り扱いが始まったのがニフティのMVNOサービス「NifMo」です。nifmoのサービスは以下のような体系になっています。データ通信専用ならば、月額640円から利用可能です。

nifmo用には、SIMフリー端末が必要になるため、いくつかSIMフリー端末が紹介されいました。

まず、ASUS(エイエース)の端末「Zenfone」です。

こちらもHUAWEIのSIMフリー端末、nova

なんと、ワイモバイルまで取り扱っていました。これには驚きました。富士通としてのニフティだったら、絶対にやらないでしょう。

iPhone7。最早鉄板。アップルの製品シリーズ。こちらはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアが利用可能です。